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中国語の声調ペアと変調

声調表は4つの声調を教えてくれますが、2つが連続したときに何が起きるかまでは教えてくれません。そこが多くの学習者の「録音のようにならない」原因です。16通りの声調ペア(または変調ルール)を選び、実際の単語の録音を聞いてから自分で録音してください。音節ごとに判定するので、どちらが間違っているかが分かります。

16通りの声調ペア

中国語の2音節語は、すべて16通りの組み合わせのどれかです。表記は本調のままですが、実際の発音では3つの組み合わせが変わります。

パターン表記実際の読み変化
1–1第1声+第1声1–1高平→高平
1–2第1声+第2声1–2高平→上昇
1–3第1声+第3声1–3高平→下降上昇
1–4第1声+第4声1–4高平→下降
2–1第2声+第1声2–1上昇→高平
2–2第2声+第2声2–2上昇→上昇
2–3第2声+第3声2–3上昇→下降上昇
2–4第2声+第4声2–4上昇→下降
3–1第3声+第1声3–1下降上昇→高平
3–2第3声+第2声3–2下降上昇→上昇
3–3第3声+第3声2–3変調下降上昇→下降上昇
3–4第3声+第4声3–4下降上昇→下降
4–1第4声+第1声4–1下降→高平
4–2第4声+第2声4–2下降→上昇
4–3第4声+第3声4–3下降→下降上昇
4–4第4声+第4声4–4下降→下降

練習すべき3つの変調ルール

1. 第3声+第3声 → 第2声+第3声

你好 nǐ hǎo は ní hǎo と発音します。完全な214の下降上昇を2回続けるのは負担が大きいため、前が上昇声調になり、後ろだけが下がります。3音節でも同じです。我很好 wǒ hěn hǎo は wó hén hǎo になります。

2. 不 bù → 第4声の前で bú

不是 は bú shì、不要 は bú yào。それ以外の前では不は第4声のままです(不吃 bù chī)。表記は常に不なので、変化は話し言葉だけに現れます。

3. 一 yī → yí / yì

第4声の前では第2声(一个 yí ge)。第1・2・3声の前では第4声(一天 yì tiān)。数えるときや文末では第1声のままです(一、二、三 yī, èr, sān)。

また「半三声」もあります。第3声の後に別の音節が続く場合、上昇せず低く掠れた音になるのが普通です。ペア練習では低い始まりが意味を担うため、まず完全な下降上昇を身につけます。

フィードバックの仕組み

  • モデルは表ではなく録音 実際の話者の録音と比較するため、目標にはすでに変調が含まれています。你好 は ní hǎo と比較され、本調の第3声2つとは比較されません。
  • 音節ごとに判定 単語を均等に分割し、それぞれを個別に比較するので、「どちらの音節が間違っているか」が分かります。
  • 判定するのは形 単語単体では声域内の位置が分からないため、方向と上がり下がりの形を比較します。まったく下がらない第3声は第2声のように聞こえると判定されます。

よくある質問

中国語の変調(声調変化)とは?
音節が連続するときに声調が変わる現象です。規則は、第3声+第3声で前が第2声(你好 nǐ hǎo → ní hǎo)、不 bù は第4声の前で bú(不是 bú shì)、一 yī は第4声の前で yí、第1・2・3声の前で yì(一个 yí ge、一天 yì tiān)です。
単音節ではなく声調ペアを練習する理由は?
変化は組み合わせでしか現れないからです。声調表は4つの本調を教えますが、連続したときにどうなるかは教えません。また第2声と第3声の混同はペアで起きやすく、素早く上昇・下降を作る必要があります。
日本語話者にとって難しい声調ペアは?
第3声が両方向で難しいです。第1・2声の後では下降が消えて第2声のように聞こえ、第3声+第3声では前を第2声に変える必要があります。第4声+第4声も、2つ目の下がりが浅くなりやすいです。
録音はアップロードされますか?
いいえ。録音はWeb Audio APIでブラウザ内で解析され、端末の外に出ません。アカウントも不要です。
「表記」と「実際の読み」の違いは?
辞書や教科書は本調を表記しますが、話者は変調した形で発音します。モデル音声は実際の話者の録音なので、比較対象には変調が含まれています。

次に学ぶ

4の変調ドリルと16通りのペアは、単音節と実際の会話をつなぐ橋渡しです。